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2017-10-29

彼女と付き合って6か月が経った。

 久しぶりに文章を打ちたくなり、日記をあげることにした。自分が設けたもの以外の制約の無い文章を打つのは久しぶりだ。自分の感性が落ちていないことを祈る。


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 さて表題の件だが、実は彼女と付き合って今日で6か月経った。ということは、逆算すると、4月29日から付き合っていることがわかるだろう。
 今日は、そんな彼女との出会いと付き合うまでの経緯を

 4月の環境が一転した頃、僕は彼女に出会った。
 出会いの場はここに書くには憚られるので割愛するが、席が隣同士であったことは特筆事項だろう。それがなければ彼女と話すこともなかったであろうわけだから、運命というのは実に面白いものである。
 当時、僕は隣の彼女に自分の趣味を話し、彼女はそれを否定せず受け入れ、讃えてくれたことを嬉しく思った。また、それがきっかけで連絡先を交換することになり、それから毎日のように連絡を取り合っていた。彼女に惹かれていくのも秒読みだったのは明白だ。

 あるとき、僕は彼女にどうしても会いたくなった。理由としては、初めての仕事が大変すぎて、恥ずかしながら「このまま死ぬのではないか」と自身の生命の危機を感じたからだ。今にして思えばあの程度で死ぬわけがないのだが、当時の自分にはかなり過酷な精神状態だったのだと思う(状況は変わっても、その精神状態は今も変わっていないが)。
 会いたいと思った瞬間にはもう連絡を入れていた。しかも翌日に会えないかという至極自分勝手な誘いだ。それにも関わらず、彼女は承諾してくれた。実に懐の深い人だ。

 その日は朝から落ち着かなかった。

 着ていく服に悩んだり、早い時間に出てバスを間違えたり、とにかく自分が冷静ではないことがわかった。
 それなのに、「これは恋ではない。身だしなみを整えるのは当然のことだし、相手を待たせるのは失礼だから早めに出ることも普通だ」と言い聞かせている自分がいた。過去に何度も恋愛で失敗している身としては、迂闊に恋を恋と認めてはいけない意地のような感情が渦巻いていたのだ。
 待ち合わせ場所にいち早く着き、約束の時間を過ぎても彼女がまだ着かないことを知った僕は安堵した。
 というのも、やはりこの時点では自分が恋愛をできるとは思っていなかったので、彼女が時間を守れないということを理由に好きになることはないのではないかと考えたのだ。色々と当時の自分に言いたいことはあるが、一つだけ言うとしたら「もう好きになってんじゃん」だろう。

 数分後、彼女が待ち合わせ場所に現れたとき、僕は直視できないと思った。初対面のときに感じた地味な印象とは一変し、明るい服装の女の子がきょろきょろ僕を探しながら現れたのだ。
 ああ、だめだ。さっきまで思ってたことを撤回しよう。
 この女の子が隣を歩いてくれたら、僕は嬉しい。もちろん今日だけでなく、次も、そのまた次も。そう思った。

 それから公共交通機関で移動することになったのだが、ここで僕が少々不満に思ったことが一つ。それは、彼女と僕が隣同士ではなく、前後の席になったことだ。友達同士なら隣で座ることなんて普通だろうと思ったのだが、彼女は一人席に座ってしまったため、僕もそうせざるを得なかった。あとから聞いたことだが、彼女は隣に座るのが恥ずかしかったようだ。まあ、会ってそこまで日が経っていないのだし、異性ともなれば当然のことかもしれない。僕が異常だったのだ。とは当時の僕は思わなかったけれども、そのまま目的地へ向かった。
 結果的に、その日はとても楽しかった。お開きの時間になり帰るのが正直嫌だった。以前の僕だったらここで告白していたかもしれない。でも、その感情を押し殺し、さも「君とは恋愛をしたいのではなく、友達として関わりたい」という雰囲気を維持したまま、その日は帰った。

 ところがその日の夜、僕は彼女と通話することになった。そのときは、ただ趣味の話をするつもりで、深い意図はなかったのだが、会話が夜遅くまで続いたことでおかしな方向に行ってしまった。
 「もし、僕と付き合ったらどう思う?」と尋ねていた。彼女は「楽しいと思う」と、戸惑いながら返してくれた。
 それからも会話は色々とした。自分がこれまでどんな恋愛をしてきたか、そしてどんな失敗をしてきたか。彼女はそれらを聞いたうえで、僕を受け入れてくれた。ただ、僕の「好き」という感情がどのようなものなのか、よく考えて欲しいと言われた。
 僕は数日考えて、彼女に答えを伝えることにした。

 僕は、「恋愛感情として君のことが好きだ。だって他の人と君が一緒に歩いているのを想像したら、そこは僕でないといけないと思ったから(要約)」と伝えた。
 彼女は了承してくれたが、僕はやはり直接言うべきだと思い、後日直接言う機会をいただくことにした。それが4月29日だ。

 答えは最初からわかっているのに、いざ告白をしようというタイミングになると緊張が高まり、それが表に出てしまうほどだった(腹痛や吐き気)。情けない。
 それでもしっかりと想いは伝え、僕たちは文字どおり無事に付き合うことになった。

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 懐かしい。
 そこまで遠い日の出来事というわけではないけれど、あのときの感情を思い出してみると、確かに僕は彼女と付き合いたいと思っていた。
 年月とともにあのときの感情を失くさないようにしたい。
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2016-09-20

便乗

 友人のブログを見ていたら、就職活動の終わりを報告していた。さらにどういったことがあったのか、振り返りもしていた。読んでいて「あったね、そんなことも」と思うこともあれば、「そこまでは知らなかったな」と思うこともあった。
 そんななか、このような文章を見つけた。

友人も第一希望に内定もらえて僕もすごく嬉しい。たぶん彼より喜んでいるかもしれない。

 これはどこかで見たことがあるな、と思った。そう、フィクションの世界で、本人よりも周りの人が喜んでいるという情景だ。もちろん、僕は喜んでいる。ただ、それ以上に彼が喜んでいるというのもきっと真実だ。まさかこういったことを体験できるとは思わなかった。
 だからこそ、僕自身も、ここで、就活の締めくくりを書いておくべきなのではないか。お礼というわけではないけれど、彼に便乗してまとめてみるのも面白いかもしれない。


 僕はその企業に入りたいと強く思っていたわけではなかった。最初、振り返るとあれは大学入学まで遡ることになるが、あのときは別の企業に入りたかった。ただ、いろいろあって(こういうぼやかしは好きじゃないけど、色々がありすぎて細かく書けない)いまの企業にした。周りの奨めもあった。そういう点では、彼とは正反対かもしれない。彼は自分の考えのもと、ときには家族と対立してまで行動をし、それを貫いた。僕にはできないことだ。
 もちろん、奨めで希望していたものの、全くやりたくない仕事ではないと思っていたし、それなりに良いところだと思っていたので拒むこともなかった。進路が明確に決まったのは大学三年生の頃だ。

 それからというもの、勉強の日々。というと格好はいいけれど、あまり積極的ではなかったかもしれない。これは中学生の頃とあまり変わっていない。ただ、それでも夏休みを過ぎれば本気で勉強していた。途中、色々とトラブルがあった。
 目上の方から頼まれたことで、なかなかハードなスケジュールをこなさなければならなくなったとき、僕は胃腸炎になった。
 それが過ぎれば寒くなったことと、ずっと机に向かっていたことで体の血行が悪くなり、頻尿を患った。
 胃腸炎はまだいいほうだけれど(いや、苦しい病ではあるけれど)、頻尿は本当に厄介だ。
 だって気が抜けない。これは人生のなかでとても恥ずかしいエピソードであり、誰かに話しても理解されない、あるいは笑って流されることではあるのだけれども、せっかくなので話しておく。
 まず受験生だったとき、授業中に突然それは起こった。急に尿意をもよおしたのだ。しかも意識的に我慢しなければ漏らしてしまうかもしれない、そんな状態。これにはさすがに驚いた。一度トイレに行って用を足すも、すぐにトイレに行かなければならなくなる。その日は予備校にいたのだが、帰りの道がすごく険しかったことを覚えている。これは受験までに治ることはなく、関係があるかは不明だが結果的に僕は第一志望の大学には落ちてしまった。
 そして昨年の11月頃。それは再び起こった。今度は寝ようと横になっていたときだ。あのときのトラウマが蘇る。さすがに生活に影響があると考えた僕は両親に相談し、病院へ行くことにした。泌尿器科だ。待合室にいたとき、待っているのはお年寄りばかりで自分が明らかに異端であることを悟った。自分の番になり、先生に状況を説明する。どうやら座りぱなしの生活で下半身の血行が悪くなり、それで頻尿が起こっているようだ。これからは風呂に入ってよく体を温めるようにと言われ、薬は一切出されなかった。僕は先生のその言葉を信じた。
 大体、病気として頻尿であるならば、何かに熱中しているときには尿意を忘れることなんてないはずだ。しかし、僕はそうだった。つまり、血行が悪くなったことと、過去のトラウマによって僕は一時的におかしくなっているだけなのだ。そう思い、僕はなるべく体を動かし、冷やさないようにした。おかげで春には治っていた。
 就職活動には全く影響はなかった。面接は第一志望以外どこもダメだったけど、そのビョーキは関係ない。時々、いまでもあの厄介な感覚を思い出してしまうこともあるけれど、一度ならず二度までも乗り越えた困難だ。そう簡単に負けない。

 それに、今が一番幸せな時期だ。
2016-09-16

集大成

 その日はゼミがあった。毎週決まってその曜日はゼミなのだが、夏休み最初の日ということもあって気が抜けない。加えて、前日の夜に先生がみんなにメールを送っていて、「卒業論文は今の段階で八千時は行っているはずです」とあり、僕は一人驚愕していた。おそらくみんな「まずい」と思ったはずである。同時に「そんなこと言われてないから知らない」と思ったに違いない。僕自身、聞いていた話と違ったように思う。
 しかし、先生がそうだというのなら仕方がない。ゼミでは先生がトップであり、絶対の正義。先生が学生に点数を与えなければ、僕たちは単位を手に入れることができない。そういうわけで、昨晩の僕はパソコンの画面とにらめっこしていた。日付が変わる前には布団に入ったつもりだが、ぐっすり眠れなかった。
 一応、当日のゼミの内容はメールにあったので、それを元にWordで文章を作っておく。夏休み中の研究成果、現在直面する課題、今後の研究の進め方……。これを一人十分でプレゼンテーションしなければならない。
 研究成果も何も、取り組み始めたのは今週だぞ、直面する課題? なんじゃそりゃ、今後は本を読みつつまたは文章を書きつつ進めていくしかないよなぁ、などと思いながら用意した。
 ところがである。
 先生はみんなの現状を聞いて、今後のゼミの方針を話して解散としてしまったのだ。いつものことだが、先生はおっちょこちょいで忘れることはよくある。正義だっていつも固いわけではない。仕方のないことだ。
 それに、内心、みんなは(そもそもみんなも忘れていたかもしれないが)良かったと思っているはずである。なぜなら、全員、進捗状況が思わしくないからだ。そんなときに一人十分も与えられてプレゼンテーションなんてできたものではない。だから僕は、みんなが解散しているところに、どさくさに紛れて先生にまとめたプリントを渡す。それで思い出しかのように声を上げる先生だったが、それで終わった。
 ひとまずはこれで良かったと思うのだが、安心はできない。卒業論文は終わっていないのだ。就職活動というラスボスを倒したかと思いきや、真のラスボスが現れた感覚に近い(そこまでゲームをやらないので、そんなゲームがあるのかは知らない)。
 ただ、先生が言っていた言葉が非常に印象深い。
「小学校入学から今日までの、学びの集大成です。同時に、これまで君たちを育ててくれた社会への、君たちからのプレゼントでもあります。そう考えると、『つまらない卒業研究』で適当に締めくくれなくなるはずです」
 そうだ、今年度で僕はおそらく学校というものに通わなくなる。それを考えると、本当に卒業論文とは学びの集大成なのだ。
2016-08-17

おいらはワンコ

 おいらはワンコ。名前はある。コタローと呼ばれている。
 これから飼い主様といつものように散歩に出かけるんだけど、今日はよく知らない人間の若造がついてきている。なんだこいつ。
 時々見かけるけどおいらは信用しちゃいない。人間はみんな飼い主様と同じじゃない。ほら、この笑った顔でなに企んでるんだかわかったもんじゃない。
 若造は飼い主様のことを「じーちゃん」と呼ぶ。馴れ馴れしいやつだ。
 おいらの首輪に手綱がつけられる。すぐさまおいらは足を動かした。早く出かけようぜ、飼い主様!
 ああ、なんか喉にひっかかりを覚えるなぁ。この前食った草が原因か?
「じーちゃん、コタロー咳してるよ。風邪かな?」
 うるせえな。喉に引っ搔かてんだよ。あともう少しで出そう。かぁ……ぺっ。よし、すっきしりした。
 おっ、ここはおいらの縄張りだ。マーキングしないと。ちょっ、飼い主様、待って。まだマーキングの途中! まあ、いいっか。
 おいらの後ろで二人が話す。
「コタローな、草食べるんだよ」
「え、ほんとに? 美味しいのかな?」
 別に美味しかねえよ。
「それで多分、調整しているんだろうな体内の」
 その通りでサァ、飼い主様。
 草を食べることで胃の調整をしてるんでサァ。
 いつものように河川敷の橋をくぐり、細い道に出る。おお、夕日が綺麗だぜ。
「おすわり……おすわり!」
 いけねぇ、うっかり聞き逃してた。おいらは言われた通り座る。すると飼い主様はおいらの手綱を解いてくれた。しばしの自由時間ってわけだ。よっしゃ、走り回ってやるぜ。
 おや、なんかいるな。こりゃ鹿か。山の方角だな。来ないとは思うが、ちょっと警戒しておくか。
「コタロー立ち止まったよ。俺がいるから怖がってるのかな」
 バカ言うな。誰がお前みたいな小僧を怖がるかよ。
「多分、鹿がいるんだな。それで警戒してるんだ」
 さすが飼い主様だぜ、わかってる。
「鹿? 見えない」
 お前じゃ無理だ。
 まあ、もう少し先に行っても大丈夫だろう。さあ、駆け回るぞ!
 草もたくさんある。今のうちに食っておこう食っておこう。

 いやぁ、たくさん走ったしたくさん草も食った。飼い主様も背中を向けてるし帰る時間か。
「おすわり」
 今度はすぐに座る。そして手綱が繋がれた。おいらは今来た道を戻る。
 これが散歩ってやつだ。

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