FC2ブログ
2016-09-20

便乗

 友人のブログを見ていたら、就職活動の終わりを報告していた。さらにどういったことがあったのか、振り返りもしていた。読んでいて「あったね、そんなことも」と思うこともあれば、「そこまでは知らなかったな」と思うこともあった。
 そんななか、このような文章を見つけた。

友人も第一希望に内定もらえて僕もすごく嬉しい。たぶん彼より喜んでいるかもしれない。

 これはどこかで見たことがあるな、と思った。そう、フィクションの世界で、本人よりも周りの人が喜んでいるという情景だ。もちろん、僕は喜んでいる。ただ、それ以上に彼が喜んでいるというのもきっと真実だ。まさかこういったことを体験できるとは思わなかった。
 だからこそ、僕自身も、ここで、就活の締めくくりを書いておくべきなのではないか。お礼というわけではないけれど、彼に便乗してまとめてみるのも面白いかもしれない。


 僕はその企業に入りたいと強く思っていたわけではなかった。最初、振り返るとあれは大学入学まで遡ることになるが、あのときは別の企業に入りたかった。ただ、いろいろあって(こういうぼやかしは好きじゃないけど、色々がありすぎて細かく書けない)いまの企業にした。周りの奨めもあった。そういう点では、彼とは正反対かもしれない。彼は自分の考えのもと、ときには家族と対立してまで行動をし、それを貫いた。僕にはできないことだ。
 もちろん、奨めで希望していたものの、全くやりたくない仕事ではないと思っていたし、それなりに良いところだと思っていたので拒むこともなかった。進路が明確に決まったのは大学三年生の頃だ。

 それからというもの、勉強の日々。というと格好はいいけれど、あまり積極的ではなかったかもしれない。これは中学生の頃とあまり変わっていない。ただ、それでも夏休みを過ぎれば本気で勉強していた。途中、色々とトラブルがあった。
 目上の方から頼まれたことで、なかなかハードなスケジュールをこなさなければならなくなったとき、僕は胃腸炎になった。
 それが過ぎれば寒くなったことと、ずっと机に向かっていたことで体の血行が悪くなり、頻尿を患った。
 胃腸炎はまだいいほうだけれど(いや、苦しい病ではあるけれど)、頻尿は本当に厄介だ。
 だって気が抜けない。これは人生のなかでとても恥ずかしいエピソードであり、誰かに話しても理解されない、あるいは笑って流されることではあるのだけれども、せっかくなので話しておく。
 まず受験生だったとき、授業中に突然それは起こった。急に尿意をもよおしたのだ。しかも意識的に我慢しなければ漏らしてしまうかもしれない、そんな状態。これにはさすがに驚いた。一度トイレに行って用を足すも、すぐにトイレに行かなければならなくなる。その日は予備校にいたのだが、帰りの道がすごく険しかったことを覚えている。これは受験までに治ることはなく、関係があるかは不明だが結果的に僕は第一志望の大学には落ちてしまった。
 そして昨年の11月頃。それは再び起こった。今度は寝ようと横になっていたときだ。あのときのトラウマが蘇る。さすがに生活に影響があると考えた僕は両親に相談し、病院へ行くことにした。泌尿器科だ。待合室にいたとき、待っているのはお年寄りばかりで自分が明らかに異端であることを悟った。自分の番になり、先生に状況を説明する。どうやら座りぱなしの生活で下半身の血行が悪くなり、それで頻尿が起こっているようだ。これからは風呂に入ってよく体を温めるようにと言われ、薬は一切出されなかった。僕は先生のその言葉を信じた。
 大体、病気として頻尿であるならば、何かに熱中しているときには尿意を忘れることなんてないはずだ。しかし、僕はそうだった。つまり、血行が悪くなったことと、過去のトラウマによって僕は一時的におかしくなっているだけなのだ。そう思い、僕はなるべく体を動かし、冷やさないようにした。おかげで春には治っていた。
 就職活動には全く影響はなかった。面接は第一志望以外どこもダメだったけど、そのビョーキは関係ない。時々、いまでもあの厄介な感覚を思い出してしまうこともあるけれど、一度ならず二度までも乗り越えた困難だ。そう簡単に負けない。

 それに、今が一番幸せな時期だ。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

QRコード

QR

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ごあいさつ

ユウショウタ

Author:ユウショウタ
できることなら趣味に没頭したい、そんな野郎の自己満足なブログです。

最新記事
どうか『STRUGGLE』を読んでください!
カテゴリ
小説は『STRUGGLE』のカテゴリです。
見たくない現実
でも気にはなりますよね〜?
[ジャンルランキング]
小説・文学
3190位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
オリジナル小説
724位
アクセスランキングを見る>>
素晴らしいお方たち
コメントしてくれてありがとうございます。
FC2ブログランキング
押してくださると嬉しいです。

FC2Blog Ranking

これまで来ていただいた方々
すげー、こんなに来てたんだ!
フリーエリア
にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
リンク
リンクフリーです!
記事検索
あなたの探したいものは何ですか?
月別まとめ
以前と比べると、書き方に違いが見られますが、決して別人になったわけではありません。決して別人になった訳ではありませんよ!
現実を見るんだ
さて、今日は何の日でしょうか。
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる